皆様おはようございます!
本日は美容の内容とは少し違った内容を投稿したいと思います。
8月に読んだ本のご紹介と簡単な感想です。
5月から一か月に読んだ本をご紹介してきております。
読書好きな方と情報をシェアできればと思います!
8月読んだほんはこちら!
◎影法師ー百田直樹ー
◎騎士団長長殺し 第1部ー村上春樹ー
◎騎士団長長殺し 第2部-村上春樹ー
◎ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナー辻村深月ー
◎こうふく、みどりの -西加奈子ー
◎こうふく、あかの -西加奈子ー
※以下本の感想を書いております。ネタバレするものもございます。本の内容を知りたくないという方は恐れ入りますが他のページをご覧いただければ幸いです。
◎影法師ー百田直樹ー
頭脳明晰、剣の腕もピカイチの彦四郎と身分が低いが大坊潟という大きな夢を持つ勘一。そんな彦四郎は不始末で人生は転落。幼少期の彦四郎の聡明さと大人になってから不始末を起こす彦四郎の人格が重ならないと戸惑ったが最後に納得。どれだけ周りから馬鹿にされても卑怯傷を負っても勘一の夢を自分の人生をかけて守り抜く。まさに勘一の成功は彦四郎という影法師が居たから。全てを知った勘一の心境は計り知れない。彦四郎は完成しつつある大坊潟を見て何を想ったのだろう。誰かのために、何かのために自分の人生を投げ出す男気に感動。まさに名作
◎騎士団長長殺し 第1部ー村上春樹ー
村上ワールド全開な作品だと思う。1Q84、海辺のカフカ以来の村上作品とても楽しめた。登場人物は個性的で特に女性陣はミステリアスで掴み所がない。イデアが現れた時正直怖くて思わず後ろを振り返ったけどタイトルから印象を受けるようなグロさや殺戮が繰り広げられるわけではないので個人的にはホッとした。でも山の奥から鈴の音がするというシーンも怖かったかな。ユズの結婚後期の成り立ち、免色の過去、雨田具彦のウィーン時代、フォレスター男と気になる結末がありすぎて直ぐさま下巻へ。情景描写や心情描写の文章の美しさはさすがの一言。
◎騎士団長長殺し 第2部-村上春樹ー
上巻に引き続き読了。上巻は次はどうなる?と気になってどんどん読み進められたけど下巻は上巻ほど好奇心を掻き立てられなかったのが正直な感想。免色さんはおばさんと交際を続け、著者は妻とよりを戻す。上巻で起きた様々な出来事が落ちる所に落ちたという印象で村上作品対する期待値に対しては物足りなさを感じてしまった。ただ著者とまりえが行方不明になっていた時間過ごしていた時間の描写はとても生々しくかつインパクトもありさすがだと感じた。自分自信に向き合う瞬間私自身は何を訴えてくるのか気になる。
◎ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナー辻村深月ー
辻村さんの描く女性の心情はすごく共感する部分とそうでない部分とがあり表現が辻村さんだから表せられるものが多く今作もその個性が存分に感じられた。女同士だから分かる部分もあるし女性のダークな部分をえぐみのある表現でされていたり一度辻村さん作品を読むと本当に忘れられなくなる。母を殺した娘が逃亡するシーンから始まるがグロい訳でもなく後半は本当に泣ける。タイトルの意味がわかった瞬間は心臓がきゅーっと苦しくなる。出てくる女性陣で友達になりたいのはすこーし性格キツそうだけど及川さん。及川さんの向上心の高い姿勢は好き。
◎こうふく、みどりの -西加奈子ー
終始ゴリゴリの関西弁で読みにくい方もいると思うが関西人の私は抵抗なく読了。私よりだいぶ上の世代の人達はきっとこんな風な隣人同士が家族同然で付き合っていたんだろうと思う。被害者家族だけでなく加害者家族の生活をここまでありありと表現し泣かせるのはさすが。個性的な女性だらけの家庭もそれぞれが相手を大切に思い尊敬していれば上手く生活できるんだなと感じた。かっこいいおばあちゃんの衝撃の秘密が本当に衝撃だった。登場する女性も男性も個性的だけど愛しくなる人ばかりで、泣けるし心温まる作品だった。
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以上簡単ではありますが読書感想を書かせていただきました。
感想の文体に少し違和感を感じた方もいらっしゃったかもしれません。
こちらは【読書メーター】というアプリで感想を投稿しておりそちらで投稿した内容を
そのまま活用しております。
【読書メーター】の感想は文字数制限があるためコンパクトにまとめるため少々違和感のある文体になっております。。
【読書メーター】というアプリはバーコードで本を登録できたり読んだ方の感想を検索できたり
また一か月に読んだ冊数や著者などをグラフ化して見やすくしてくれるので
今月はこの作家さんの本をよく読んだな、とか先月よりたくさん本を読んだな等
わかりやすくて重宝しております。
無料アプリですのでご興味のある方はDWしてみてください。
今月は上下巻の本や似た本など同じ作家さんの本を数冊読んだり
最近大好きな辻村さんの旧作を読んだりとあまり冒険せず自分の好きな本を
ひたすら読んでおりました。
9月もまた気になる本がたくさんあるので読んだ際は感想などシェアしたいと思います。
それではまた次回もお会いできればと思います♡
by saori